NHKドラマ『舞いあがれ!』は、NHKらしい内容ですよね。
素朴な内容そうで、私はとっても気に入っています。
見始めると続きが気になって止まらなくなってしまうので、基本的にドラマは全部録画で最後までためてから見ています。
特に今回このドラマで私が気に入っている点は、
- 大阪の町工場一家
- 素敵な田舎(故郷)暮らし
- 田舎(故郷)暮らしから広がる夢
が描かれているようで、共感というか憧れを持っています。
私の実家は自営でもなく一般的なサラリーマン家庭ですし、両親の実家も近所なので田舎もありません。
なので、子供の頃から夏休みに祖父母の家に帰省する友人がとても羨ましかったです。
田舎だから見られる美しい空、海で魚釣りをしたり山にキャンプに行ったり、畑仕事を手伝ったり雪かきをしたり、素敵すぎませんか!?
海や川、雑木林など全てが遊び場になるし、大人でもクリエイティブ関係ならいいアイデアも沸いてくるんじゃないかと思うんです。
今の子供が大人から『ここはよそのお宅だから入っちゃダメよ』といわれることは日茶飯事です。
そんな境界が田舎にはないんですよね。
公有地も私有地も子供の遊び場でいいんです。
夏に子供と蝉取りをしていた時のことです。
私は、フェンスの向こう側の木にとまっていた蝉を見つけました。
網を伸ばしてその蝉をとろうとしたら、子供に『その木は隣のマンションのだよ』といわれハッとさせられました。
フェンスといっても、大人の身長と同じ高さのよくある金網のフェンスです。
防犯の役割はなく、単なる境界線でしかないんです。
でも、子供のいっていることは正しいですし、日頃から大人がそうやって教えてきているんですよね。
旅行へ行くと『自分の悩みなんてちっぽけなものだと感じてスッキリした』と聞くように、田舎では心豊におおらかになれるし都会のような窮屈さは感じないんじゃないかって勝手に思っています。
物資が行き届いていないので不便といいますが、感染症拡大の影響でリモートワークが浸透しました。
ネット環境が整備されている地域なら、不便さも随分と甲斐性されて暮らしやすくなっていると思います。
都会暮らしの私は、今年の夏に子供にいわれたことがずっと引っかかっていたので、ドラマ『舞いあがれ!』はその喉の気持ち悪いつまりがすっきりするような気がして楽しみにしている作品なんです。